〔038〕雪彦山 (884m)

兵庫県姫路市

1999年02月20日(当時49歳)


  登山道の入口に車を止めて登り始めるが,二人のペースにまったく付いていけない。
一人は20代の若者だし、もう一人は六甲全縦走を一日で往復してしまう鉄人である。
息切れが激しく,休憩しても息切れは収まらない。 二人の5倍ほど休憩して付いて行く。
登山道は垂直に近い角度度で登りばかりで歩きながらは休憩できない。
1時間30分を要して山頂に着く。
湯を沸かしてもらいラーメンを食べるが,疲労の為か食欲がない。
コーヒを飲んでゆっくりしてから反対側から下りに入る。
裏側は雪が所々残っており,凍り付いている岩肌も沢山あった。
下りになってからは俄然元気になり,下りの苦手な若い衆の先行をすることが出来た。
くさり場は面白いが,1度滑落しそうになった。 展望所からもくさり場が続き,沢沿いを歩き,
後は単調な山道を下るだけ。
帰り道に ”雪彦山温泉”(600円)に入りビールを呑んで休憩した。

会社の連中に誘われて雪彦山に行くが、タフな二人に付いていけず、苦しい思いをしたが、
これが自分の山歩きの原点となった。 ガイド地図 はこちら。
山登りには興味の無い身で、普段からランニングで体を
鍛えている二人と同行したのが間違いだった。
息が切れて終始苦しい思いをする。
兵庫有数の急峻な山だけあり、展望地からの景観は素晴らしかった。 息も切らさず涼しい顔で登っていく二人。
登山口からは急な登りが続き、自分の周りだけ空気が
薄いのではの思いもしてしまうほど息切れが激しい。
休み休みながら ”出雲岩”に辿り着く。
巨石、岩くぐり等があるのが雪彦山の面白さか。
(この写真、誰が撮った?)
二人の足を引っ張り1時間30分を要して ”雪彦山”に着く。
ここは ”大天井岳”であるが、一般的にはここを雪彦山としている。
眼下に駐車場の車が見える程の急斜面が背後にある山頂の展望。
三角点のある雪彦山は展望無く行く必要は無いらしい。
虹ヶ滝側に下りて行くと積雪が残っており、くさり場には氷が張り付いていた。
スリル満天の下りになると息切れは無くなり元気一杯になってきた。
駐車場に戻り、山頂を振返り見る。
クライミングで有名な ”地蔵岳”の岩峰。
寒い今日は誰も張り付いていなかった。
せっぴこさん
関西百名山
兵庫100山』  自分にとっては山歩きの黎明期、30年振りの山登りに相当苦しんだ。
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大天井岳
2025年2月14日改定